塩化カルシウム

  • 英名/和名/別名

    塩化カルシウム
    Calcium chloride
    塩化石灰;塩カル

  • 化審法化学物質

    (1)一176 安衛法 公表

  • CAS番号

    10043–52-4

  • GHS分類ID番号

    20A2251(厚·環20年度)

  • 性状

    ●CaCl2
    ●分子量(式量):110.99(無水塩のほかに1,2,4および6水塩がある)
    ●CaCl2・6H2O
    ●分子量:219・06
    ●6水塩(hexahydrate)は無色の潮解性結晶(六方晶系)
    ●比重1.65
    ●融点29.5℃(無水物の融点は772℃で、沸点は1,600℃以上)
    ●液状の凝固点CaCl230% –55℃、CaCl235% –10℃
    ●アルコールに可溶(CaCl2・4C2H5OHの付加化合物をつくる)
    ●アンモニアとCaCl2・8NH3をつくる
    ●水への溶解度は無水物として0℃では55.9/100水、20℃では74.5/100水、100℃では159/100水
    ●結晶を200℃に加熱するとCaCl2・2H2Oとなり、さらに強熱すると無水物となる(無水物は白色、比重2.16、吸湿性の塊)
    ●2水塩(dihydrate)は吸湿性の粒

  • 規格

    JIS K 8122-15塩化カルシウム(二水和物)(試薬)、JIS K 8123-94塩化カルシウム(試薬)、JIS K 8124-94塩化カルシウム(乾燥用)(試薬)、JIS K 8125-94塩化カルシウム(水分測定用)(試薬)、食品添加物公定書、日本薬局方

  • 用途

    無水物と2水塩は乾燥剤、溶剤類の脱水用(無水塩)、冷凍機用ブライン、製氷・冷菓製造用かん水、豆腐製造の苦汁代用、路面や運動場に散布する防じん剤、高速道路雪解け促進剤、氷結防止用、脱色炭の製造、紙・織物のサイズ用、石灰塩製造用、試薬、金属カルシウム(電解法)、金属石けん

  • 製法

    アンモニア法ソーダの蒸留廃液をさらに濃縮し、析出するNaClを除いて40%CaCl2液とし、pH調節して沈殿物を沪別し40%(37%位)液の製品にする。
    固形塩化カルシウムを得るには、この溶液をさらに煮つめ冷却固化し製品とする。固形品は塩化カルシウム70%程度のもの(2水塩)である。ほか、塩素法による塩素酸カルシウム製造の際にも多量の塩化カルシウムが副生する。

  • 取扱注意

    密閉して保管すること。
    保護具:保護手袋、保護メガネ、防じんマスク

  • 毒性

    RTECS=急性経口毒性LD50:1g/kg(ラット)。皮膚、目、胃腸に刺激がある。
    吸入した場合、新鮮な空気の場所に移し安静に。目や皮膚についた場合、多量の水で洗い流す。

  • 適用法規

    化審法 第8条届出不要物質。
    海洋汚染防止法 施行令別表第1有害である物質(Z類)。