水酸化マグネシウム
-
英名/和名/別名
水酸化マグネシウム
Magnesium hydroxide
ブルース石;ブルーサイト -
化審法化学物質
(1)-386 安衛法 公表
-
CAS番号
1309–42–8
-
GHS分類ID番号
―
-
性状
●高アルミナ質セラミックは、主に電気部品、機械部品として使用
●電気部品、機械部品として使用の場合、特に高度の絶縁性、機械強度が必要
●高度の絶縁性、機械強度を得るためには、アルミナ中のNa2O分が非常に少ないものが必要
●通常アルミナ中のNa2Oは0.3〜0.4%である
●ローソーダアルミナとは精製し0.1%以下のものをいう -
規格
食品添加物、肥料取締法、日本薬局方外医薬品規格
-
用途
固休(難燃剤,吸着剤,肥料,医藥品,セラミックス,人造大理石,重油添加剤,洗剤,塩ビ安定剤,FRP増粘剤,リン酸マグネシウム原料,フェライト原料)、スラリー(排煙脱硫)
-
製法
海水中にはMg0換算で約2g/ℓのマグネシウムイオンが含有されていて、同時にCO2換算で約0.1g/ℓの炭酸イオンを含有しているので、前処理なしで消石灰を加えると、CaCO3が不純物として混入するので、海水中のCO2を除去する必要がある。脱炭酸海水に、一般的には0.7〜0.9当量の消石灰乳を添加し、水酸化マグネシウムの製造を行うが、得られる水酸化マグネシウムはコロイド状となり、沈降および洗浄が困難となるので、種晶循環を実施し、粒子を大きくして沈降性・沪過性の良い水酸化マグネシウムを得る。これに対し、イオン苦汁法は原料中のマグネシウムイオン濃度が高く、不純物も少ないので、海水法と比較し高純度で結晶粒子の大きい水酸化
マグネシウムを得ることができる。 -
取扱注意
―
-
毒性
RTECS=急性経口毒性LD50:8,500mg/kg(ラット)。目に入ると痛みを感じ、粘膜を傷めることがある。長時間、皮膚に付着すると肌あれを起こすことがある。
吸入した場合、新鮮な空気の場所に移し安静に。目や皮膚についた場合、多量の水で洗い流す。 -
適用法規
化審法 第8条届出不要物質。
海洋汚染防止法 施行令別表第1有害である物質(Z類)(Slurry)。