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アルジネート印象材の基礎

アルジネート印象材(アルギン酸塩印象材)は、可溶性アルギン酸塩と石膏(硫酸カルシウム)との硬化反応を利用する印象材です。

可溶性アルギン酸塩は、アルギン酸ナトリウム又はアルギン酸カリウムで、水に溶解し粘稠な液体となる。2価以上の金属イオン(石膏中のカルシウムイオン)との架橋反応により、網目構造となり水に不溶の弾性ゲルとなる。

操作中にゲル化してはならないので、カルシウムイオンの供給源として難溶性の石膏を用いる他、ゲル化遅延剤として、炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウムなどを添加する。

ゲル化遅延剤は、石膏から溶解してきたカルシウムイオンと反応して、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムとなって、カルシウムイオン濃度の上昇を押さえるため、これが消費されるまでゲル化を遅延する。

その他、弾性調整用充填材として、けいそう土が混合される。

製品には、粉末状とペースト状のものがある。粉末状のものは、上記の構成品が混合されており、水と練和すればゲル化する。ペースト状のものは、石膏以外の構成品が水と混合されており、これに石膏を加えて練和すればゲル化する。