石膏製品を安全にお使い頂くために

石膏の使用上の注意

  • *粉末が目に入らないように注意してください。万一目に入った時はすぐに大量の流水で洗浄し、眠科医の診断を受けてください。
  • *粉じんの吸入を避けてください。局所吸塵排気装置のある所で、公的機関が認可した防塵マスクを着用して取り扱ってください。
  • *石膏は吸湿性が高く、雨・水濡れ・湿気厳禁の材料です。使用前、使用中も含め密閉し、高温・多湿の場所を避けて保管ください。
  • *結露水が発生しやすい所、湿度の高い所、床や壁面に直接に接した所での保管などは避けてください。
  • *カタログ記載の物性値、使用法などは参考資料としてご提供するもので、それを保証するものではありません。
  • *指定の用途以外にご使用の場合は性能を保証いたしかねます。
  • *積層段数が多いと荷くずれの危険があります。
  • *その他情報についてはSDSをご参照ください。

石膏の品目別注意点

上記に加え、次のことについてもご注意ください

●陶磁器型材用石膏

  • *ロクロ成形時に石膏型が割れ破片飛来の危険がありますのでご注意ください。

●ケース用石膏

  • *手の荒れやすい人は、石膏スラリーが手や皮膚に触れないようハンドクリームを塗布、ゴム手袋を着用して取り扱ってください。石膏スラリーが手や皮膚に触れると炎症を起こすことがあります。
  • *石膏の硬化発熱時に顔や身体を無用に近づけないでください。石膏の硬化発熟に伴う発生ガスが目や鼻、皮膚に接すると、痛みや炎症を起こすことがあります。
  • *硬化物加工時の破損によるケガに注意してください。
  • *排水中の懸濁固形物、pHなど、排水廃棄物の公害についてご注意ください。詳しくは各自治体にご相談ください。
  • *石膏の品種によりpHが酸性・アルカリ性のものがあり、両者の混用はトラブルを発生させることがありますのでメーカーにご相談ください。

●工業模型用石膏

  • *手の荒れやすい人は、石膏スラリーが手や皮膚に触れないようハンドクリームを塗布、ゴム手袋を着用して取り扱ってください。石膏スラリーが手や皮膚に触れると炎症を起こすことがあります。
  • *石膏の硬化発熱時に顔や身体を無用に近づけないでください。石膏の硬化発熱に伴う発生ガスが目や鼻、皮膚に接すると、痛みや炎症を起こすことがあります。
  • *石膏型は割れることもあり得ますので、吊り上げた型の下には絶対に入らないでください。
  • *排水中の懸濁固形物、pHなど、排水廃棄物の公害についてご注意ください。詳しくは各自治体にご相談ください。
  • *石骨の品種によりpHが酸性・アルカリ性のものがあり、両者の混用はトラプルを発生させることがありますのでメーカーにご相談ください。

●鋳造用石膏、鋳造埋没用石膏、歯科鋳造用埋没材

  • *粉じんの吸入を避けてください。局所吸塵排気装置のある所で、公的機関が認可した防塵マスクを着用して取り扱ってください。原料中に結晶性シリカなどの遊離けい酸が含まれているものもあり、肺の損傷(珪肺症)などを起こすことがあります。
  • *鋳造用石青は鋳型乾燥方法など使用説明書の指示に従ってください。石膏鋳型の乾燥は、結晶水の除去が不十分な場合、金属鋳込時に危険が生じます。
  • *指定の用途以外にご使用の場合は性能を保証いたしかねます。

●歯科用焼石膏、歯科用硬質石膏

  • *食べる物ではありません。小児の手の届かないところに保管ください。
  • *硬化物加工時の破損によるケガに注意してください。
  • *下水の詰まりにご注意ください。
  • *指定の用途以外にご使用の場合は性能を保証いたしかねます。

●建材用石膏

  • *石膏成形硬化体は割れることもあり得ますので、吊り下げた硬化体の下には絶対に入らないでください。

●美術教材用石膏

  • *食べる物ではありません。小児の手の届かないところに保管ください。
  • *下水の詰まりにご注意ください。

●硫酸力ルシウム(生石膏)

  • *食品用途にご使用の場合は、食品添加物公定書中「硫酸カルシウム」の規格基準に従ってください。